日本への一時帰国の前に必ず訪れる、それが『7Dドライマンゴー工場アウトレット』だ。7Dのドライマンゴーと言えばセブ島土産の定番中の定番で、どこのスーパーでも見かける。しかし、私は時間が許せば工場にわざわざ赴く。目的は工場併設のアウトレットショップだ。
セブ市内の大きなショッピングモールのひとつ『Jモール』の近く、細い路地裏にそれはある。緑の壁に大きなマンゴーが描かれ、ドライマンゴーのパッケージそのものの外観を目にすれば疑うこともない。入口には、『♥7D』がお出迎え。余談だが、『I ♥(love) ○○(町の名)』のモニュメントはフィリピンの各町にあると言っても過言ではないと思うぐらいよく目にする。

中はさほど広くなく、部屋の奥のカウンターに商品のサンプルが陳列され、値段が表記されている。カウンターで注文票に欲しい商品の購入数を記入し、店員にそれを渡し、お金を支払う。
私がわざわざアウトレットショップに出向く理由は2つある。ひとつは、アウトレットだけのことはあり、スーパーよりも値段が安く、しかもスーパーでは見かけない商品も売られているためだ。
参考までに、私のお気に入りはチョコレートでコーティングされた『マンゴーバイツ』という商品。日本の家族や友人にも評判がいい。自分用によく購入するのが『マンゴーピューレ』。これは、炭酸で割ったり、ビールに少し加えたりして飲むとうまい。ゼラチンで固めてゼリーにしてもまたうまい。


わざわざここに出向く理由の2つ目は、マンゴーのシーズンに行くと、マンゴーが格安で売られていることがあるからだ。今回(この日は6月)も丸々と大きくてまだ完熟前のマンゴーが1キロ90ペソで売られていた!ちまたでは傷みかけで100ペソでも安いくらいなので、これは買いだ!ただ、最低3キロからしか売っておらず、結果マンゴーを9つ購入。店員の女性は「朝も昼も夜もマンゴーね。」と笑顔で手渡してくれた(笑)。女性に「マンゴーはいつまで直売してるの?」と聞いたが、店の人も首をかしげるだけで特に決まっていないらしい。

早く食べたい気持ちを抑えながら帰宅し、コーヒーを淹れる。前日の旅行先『アルガオ』で購入した『トルタ(【うまい!アルガオ名物『トルタ』】参照】』をレンジでチンし、バニラアイスと購入したてのマンゴーを添えていただいた。うまい!うますぎる!トルタの温かさに溶けかけたバニラアイス、そこにさわやかなマンゴーの甘みが加わり、完璧なドルチェの完成だっ!
