モアルボアルの町を歩く
さて、カワサンフォールを満喫し(『イワシとカメに会いに行く、『モアルボアル(Moalboal)』&『カワサンフォール(Kawasan Falls)』 Part 1』参照)、モアルボアルへと戻ることに。夕飯の前に、ビーチに寄って夕焼けを眺めながら一息入れる。セブに来て以来、何度となく夕焼けや朝焼けを見てきた。建物が少ない分、空が広いからだろうか。何度見ても見飽きない。

日が完全に落ちた後、そのままモアルボアルの町歩き。ちょうどハロウィンだったため、多くのレストランはパンプキンやコウモリで装飾されている。町では仮装した子どもたちが、例のフレーズ「トリック・オア・トリート(お菓子をくれないと、いたずらしちゃうぞ)」を連呼して回っている。


旅行先で1年に1度のイベントに遭遇した特別感を満喫しつつ、本日のレストランに到着。パンプキンがお出迎えだ。
いつも通り、困ったときのグーグル先生に相談し、評判の良いフィリピン料理の店を見つけておいた。2階席へと案内されると、壁一面のコウモリやクモの巣の装飾にかなりの気合を見て取れる(笑)。


しばらくすると、注文した料理がテーブルに並んだ。ビーチリゾートに来ると、やはりシーフードを食べたくなる。魚やエビに加えて、バナナの葉で包んで焼いたチキンも注文(写真右下)。これはどうやらセブの名物料理のひとつらしい。どれもうまいっ!心地よい風を感じながら、ほろ酔いでホテルへの帰路についた。

海は目の前、さあ行かん!
朝目覚める。眩しい光が部屋の奥までふりそそぐ。いい天気だ!
今回のホテルもまた素晴らしかった。ホテルの目の前は海。青い。青空と青い海の境界線を見失うほどの青さだ。その海を眺めながらいただく朝ごはん。至福の一言に尽きる。そしてこのホテルのさらに良いところは、目の前の海に潜れば、イワシの群れやウミガメに出会えるらしいということ!


朝食と景色を満喫しつつも、気持ちははやるのである。部屋に戻り、水着に着替えて、シュノーケル一式を装備して8時前に海に繰り出す。今回は水中撮影できるようにスマホケースも持参したのだ!カメさん、あなたと写真を撮るためにっ!(笑)

少し泳ぐとすぐにサンゴ礁が現われ始める。豊かな海だ。しばらく泳ぐと海の中にバラのようなものを発見!海中に咲くバラだ!なんだこれ!?サンゴ???

後でグーグル先生に訊ねてみると、これはなんと、ウミウシの卵らしい!!? え、どこがどう卵?と思うが、とにかくウミウシすごいな!
美しいサンゴに心を癒されるも、目指すはやはり、イワシとカメ!情報によるとイワシトルネードは海が急に深くなるところにいるとのこと。「深くなるところ」のワードに一瞬躊躇する。ダイビングライセンスは持っているので多少は泳ぎに自信はあるが、恐らくそういう過信が事故へつながるのだろう…。イワシと恐怖のせめぎ合いだ。
海底が落ち込む近辺を、慎重に岸の方向を確認しつつ遊泳する。すると、小さな光の大群だ!しかも大漁(笑)!群れに追いつき追い越し、自分の体を何度も反転させながらそれを目に焼き付ける。イワシにしては少し小さめだが、ものすごい大群が光を反射し海を泳ぎ回っている。「トルネード」を形作るほど大量ではないにしろ、きっと彼らが大人になったときには美しい渦を描くのだろう。私の撮影技術は限りなくど素人であることをここに陳謝しておく…(笑)

夢中で群れを追って、ふと我に返り水面に顔を出す。そして自分がかなり見知らぬ所へ流されていることを知る(笑)。岸は見えるが、見覚えのある建物は一切ない…。これはヤバい…。まんまと潮に流されている…。
潮に逆らい逆らい、ホテルを探しながらとにかく岸を目指す。潮に逆らっているから当然なかなか進まない…。ようやく見覚えのある船を発見。これをいつの間にか越していたのかと改めて肝を冷やす。ホントに、ホントに反省。
一度体制を立て直して、改めて出直そうとホテルのある岸を目指していたその時、彼は突然会いに来たっ!カメだっ!大きい!夢中で草を食べている。私が上をウロウロしても(笑)まったく動じる気配がない。カメラ、カメラッ!!あ、泳いでいく!。海中を泳いでいるのか、空を飛んでいるのか、優雅に羽ばたく鳥のようにも見えてくる。甲羅に光がきらめいて美しい。しばらく後をついて泳がせてもらい、心の中で別れを告げる。


この日は更にもう一匹と遭遇し、2匹のウミガメに出会うことができた。やっぱりウミガメはなんか特別だ。感無量。
ウミガメとイワシがいる海中の楽園、モアルボアル。楽園に見とれすぎるとちょっと危ないこともあるけれど、でもやっぱり、またここに潜りにきたいな。

おわり

