セブの路上お菓子Part1

食す

路上お菓子とは

 路上お菓子とは、その名の通り路上で売っているお菓子である(笑)。セブでは、特に朝方、路上で伝統的なお菓子を販売する人々をたくさん見かける。お菓子だけではない。ゆでトウモロコシや、どデカい串刺し大学芋のようなもの、サバと呼ばれる調理用バナナを春巻きの皮に包んで揚げたものなど、空腹時に道を歩いていると目移りする。

 セブ島内でも地方によって特色があり、その土地独自のお菓子があるため、見たことのないお菓子を食べるのも旅の楽しみのひとつだ。

 私の経験から申し上げると、路上お菓子の材料は、もち米、黒糖、ココナッツ、キャッサバを使ったものが多い。また、バナナの葉に包まれて売られているものが多く、その良い香りは日本で子どもの日に食べるちまきを連想させる。ちなみに、キャッサバというのは、タピオカの原料になるイモ科の植物である。

1. キャッサバ with ココナッツミルク

 路上お菓子のご紹介、記念すべき第1号は先に記したキャッサバだ。筋の多いサツマイモのような食感であるが、正確に言えばもう少しねっちりした感じと言えばいいだろうか。しかし、キャッサバ自体に甘みはない。そのため、塩で食べればゆでたジャガイモのような感じだし、砂糖+ココナッツミルクで食べれば極上のスイーツともなる。甘いココナッツミルクがけのキャッサバがビニール袋に入れられて売られている。一袋(写真の量)で20ペソぐらいだ。これは芋好き、ココナッツミルク好きにはたまらない。レンジでチンするとまたうまい。

2. キャッサバケーキ

先にご紹介したキャッサバをケーキにしたのがこれだ。タピオカの原料だけあり、食感はもっちもちだ。もっちもちのスイートポテトといった感じだろうか。こちらもひとつ20ペソが(私の)相場である。

3. ビビンカ

 さて、こちらも私の大好物、ビビンカだ。ビビンカは、米粉(?)とココナッツミルクで作った蒸しパンのような味だが、同じ材料で蒸したものは『プト』と呼ばれ、よく路上で目にする。しかしこの『ビビンカ』は調理に『焼き』の工程が入るため、バナナの葉の焦げが香って、香ばしくてうまい。『プト』の方が圧倒的にメジャーであるが、私は『ビビンカ』が大好きであるがゆえに先にご紹介してしまった(笑)。ビビンカは小さいサイズと大きいサイズがあり、写真は小さいものでひとつ10〜15ペソで売られている。

Part2に続く…

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