さて、どうしても好きなお菓子をひいきしてしまうわけだが、今回もそんなわけで私が見かければ必ず買うと言ってもいいお菓子のご紹介。今回はもち米シリーズだ。
プトマヤ
『プトマヤ』はもち米をココナッツミルクとしょうが汁でほんのり甘く炊き上げたもので、路上ではバナナの葉にくるまれて売られている。バナナの葉を開くと、おにぎりのような三角のもち米がお目見え。この『プトマヤ』は白米だけのものと黒米を一緒に炊いたほんのり紫のものがあり、しょうがや甘さの加減も人それぞれ。色々食べ歩いてお気に入りの作り手を見つけるのも楽しい。早朝から売られており、3つで日本のおにぎりひとつ分くらいの食べ応え。ひとつ10ペソと値段もお手頃のため、ついつい買いすぎてしまう(笑)。いくつでもいけてしまう優しい甘さだ。


ブドゥブドゥ


お次の『ブドゥブドゥ』はちょっと発音にくせがある。日本人イントネーションではなかなかフィリピン人に分かってもらえず、「ブードゥブードゥ」とちょっと「ブー」を伸ばしぎみに発音すると伝わりやすい(笑)。路上のみならず、ショッピングモール内の食料品売り場近くでもよく売られている定番お菓子だ。『プトマヤ』は炊いた後にバナナの葉で包むのに対して、『ブドゥブドゥ』はバナナの葉でくるんでから蒸し上げる。バナナの葉だけにバナナの皮のように葉を四方に割いて食べるのがフィリピン人流。写真の黒米入りは珍しく、私のお気に入りの作り手によるものだ。先に紹介した『プトマヤ』よりも若干甘みが増し、コーヒーにもよく合う。『ブドゥブドゥ』は4,5本セットで売られているのをよく見かけるが、路上では一本から購入できるところも多い。相場は1本10ペソで、こちらも買いすぎ要注意だ(笑)。
ベコ

もち米シリーズ3つ目は『ベコ』だ。『ベコ』も路上ではよく見かける定番お菓子で、四角いものと写真のように丸い物がある。私の勝手なイメージでは、丸の『ベコ』の方が若干水分多めで柔らかい。あくまで個人の感想だが。この『ベコ』はもち米を黒糖と一緒に炊いたもので、上にココナッツミルクを煮続けてオイルと分離したときにできるココナッツのカリカリ(名前は全く分からない^^;)がのっているものもある。写真の中央下部の少し茶色が濃いところがそれ。今回のもち米菓子シリーズの中では一番甘くボリュームもあるため、ひとつでも結構な食べ応えだ。ひとつ15〜20ペソぐらいで売られている。
【セブの路上お菓子Part3】へ続く…