絶景なり、『カジノピーク(Lugsangan Cassino Peak)』

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カジノピークに登る

 『オスメニアピーク(【セブ島のトップ『オスメニアピーク(Osmeña Peak)】参照)』を下山し、そこからバイクで15分ぐらい走れば『カジノピーク』にたどりつく。途中の道路標識には『Lugsangan』という『カジノピーク』の名字(笑?)しか表示されていないため一瞬躊躇したものの、わかってしまえばその看板通りにまっすぐ進むだけだった。

 さて、『オスメニアピーク』の余韻も冷めやらぬ間に『カジノピーク』に到着。見上げるとスイスのマッターホルンのように尖った山頂があり、一瞬躊躇する…。あれに登るのか?

 入口にある小さな小屋では中学生ぐらいの少年が受け付けており、入山料(50ペソ)を支払って、登山名簿に記載を済ませた。少年に、「山頂までどのぐらいかかるか?」と尋ねたら「20分ぐらいだ」と言われた。意外と早いなと思いながらねぎ畑の中を歩いていく。急斜面にうまいことねぎや人参が植わっていておもしろい。登山道には何気に両脇に花や植物がガイドとして植えられており、迷うこともない。

道は溶岩が冷え固まったようなごつごつとした岩でできており、上に行くにつれて急勾配にはなるものの、滑りにくいため比較的歩きやすい。途中フレームのような岩もあったり、見たことのない花が咲いていたりして飽きることがない。しかし、少年の「20分」は現地民時間だと悟る。優に倍はかかる(笑)。

The カジノピーク!

 岩に挟まれた細い隙間道を縫うように進むと、風にたなびくフィリピンの国旗が見えた。着いた!カジノピークだ!好天にも恵まれ、空と海の青と山々とキャベツ畑の緑が美しい。そして『カジノピーク』の何よりの魅力は、360度見渡せる景色だ。

 あまりの絶景に、湯を沸かし、コーヒーを淹れ、小2時間ほど居座ってしまった。途中フィリピン人の団体の客が登ってきたものの、写真を撮ってすぐ下山したため、ほとんどの時間を貸し切りで過ごすことができた。絶景を独り占めして飲むコーヒーはうまい!

 居心地の良さに下山のタイミングを失いつつあったが、今晩は近くのキャンプ場を予約してあるため、そろそろそちらに向けて出発しなければ。

 『オスメニアピークの近くでグランピング』編に続く…。

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